こんにちは。着物と猫が大好きなひりまるです。
仕事をして、好きな習い事もして、友達とも一緒に食事をしたりして自分の思ったことを実現しているつもりでいるのになんだか満足しない毎日。近くにいる人からは、「あなたはいつも不満ばかり言ってるね。」といわれる。
やりたいと思ったことはやっているのに何が足りないのだろう。私はどうしたいのだろう。とモヤモヤした気持ちが体の中に渦巻いていました。
そんなときにそんなときに読んで、ストンと心の中に落ちて、何かが溶けたように感じることができたのが「100万回生きたねこ」という絵本です。
ツンデレねこちゃんの挿絵
この絵本は、りっぱなとらねこがある生を生きて死んで、また別の生を生きて死んでと、たくさんの生を経験したお話です。絵本の魅力はお話ももちろんですが、挿入されている絵も魅力の一つです。
この絵本は、100万回も生きたねこが、表情豊かに描かれています。それぞれの生のときの飼い主さんの近くにいるところがいじらしい。こんな猫ちゃんが死んでしまったら飼い主さんは悲しくておいおい泣いてしまいますよね。
自分より大事にしたいものができたら・・・
私は自分が大好き。きっとあなたも自分が大好き。絵本のとらねこも自分が大好き。だって100万回も生きたりっぱなとらねこだから。でもなぜか満たされない。
自分よりも大事にしたいものができたとき、自分以外のために何かしたいと思って行動したとき、それは損得でいうと損をしているように感じるかもしれない。けれど、心が満たされるのはそういうときかもしれない。とらねこがみつけた大事にしたいものとは・・・?
ちょっと周りを見てみたら、自分よりも大事にしたいものがあることに気がつくかもしれない。自分以外のために行動したいことがあるかもしれない。
大人も楽しめる絵本
「100万回生きたねこ」は子どもも大人も楽しめる絵本です。100万回も生きるねこちゃんのバイタリティは見習うべきものです。そしてまた、100万1回目は生き返らなかったことも深く考えさせられるところです。読む人に応じて受け止められるものがあります。
私には、視線を内側から外側に向けるためのきっかけになりました。