
こんにちは。「kimonoとリメイク」管理人のひりまるです。
タンスの奥に眠る、大切な人から譲り受けた兵児帯や、ご自身で長く愛用してきた兵児帯。そんな思い出の詰まった兵児帯を、諦めずに蘇らせてみませんか?
実は、兵児帯はロングジレにリメイクするのに最適な素材なんです。長い帯幅を活かしたデザインが作りやすく、絞りの華やかさが存分に活かせます。
Nさんが今回リメイクしたのは、お母様から譲り受けた薄い藍色の総絞りの兵児帯。長年大切にしまわれていた兵児帯を、もう使う機会はないけれど捨てるのは忍びない…そんな想いでご相談くださいました。
そこで、今回は、Nさんがお持ちだった薄い藍色の総絞りの兵児帯を、背中に赤いラインが入ったロングジレにリメイクした事例をご紹介します。
絞りの兵児帯をロングジレにリメイクするメリット

絞りは1つ1つの手作業を考えたら気の遠くなるような作品です。
総絞りの着物だと、その数はなんと2万個にも! う~ん、考えるだけで気が遠くなります。
想像するだけで気の遠くなるような作業工程から生まから生まれた兵児帯は、まさに格別な存在です。
そんな特別な兵児帯をロングジレにリメイクすれば思い出をまといながら、自分らしいスタイルを楽しむことができます。
Nさんも、お母様の大切な思い出が詰まった兵児帯をリメイクすることで、世界に一つだけの特別な一着になりました。
絞りの兵児帯をリメイクする前の下処理

絞りの兵児帯をリメイクするまえに一度洗っておくことをおすすめします。
洗濯ネットに入れて、水で優しく押し洗いをします。おしゃれ着洗いの洗剤を少し使っても良いと思います。
たらいに水を入れて絞りの兵児帯をつけます。洗剤を少し入れて優しく押し洗いをします。布同士を擦り合わせたり、ブラシで洗ったりしないようにしてください。
洗い終わったら、たらいにきれいな水をはり、すすぎをします。このときも押し洗いです。2回ほどすすぎをしてください。
たぶん色落ちがあると思うので、短時間で洗うようにしましょう。
洗い終わったら、軽く脱水して、影干しします。半乾きになったら裏からアイロンをあてます。
このとき、引っ張りながらアイロンをあてると、絞りが伸びます。あまり引っ張らずにアイロンをあてると絞りの状態が残ります。
絞りの布は、水を通すと伸びたり縮んだりが激しいです。
私の場合、絞りの着物は長さが100㎝から95㎝に縮みました。横幅は2㎝くらい縮みました。
絞りの兵児帯は、長さが倍くらいに伸びました。また幅も1.3倍くらいに広がりました。
絞りは、水を通してみないとどのくらい伸び縮みがあるかわからないところが怖いですね。
絞りの兵児帯をロングジレにリメイク

絞りの兵児帯をリメイクするには様々なデザインが考えられます。
今回はNさんの要望でロングジレにリメイクしました。アクセントは背中に入れた紅いライン。これはNさんのご要望です。すっと1本ラインを入れることで、おしゃれ感がグンとアップします。背筋で揺れる紅いラインが、とても素敵ですね。
Nさんはロングジレが欲しいとのことでしたので、思いっきり長めに作りました。長めのデザインは、様々なコーディネートに合わせやすいのが魅力です。
でも、このデザイン、短くても素敵かなと思います。
フロントとサイドは途中からスリットを入れました。歩くたびに絞りの布がひらひら揺れて柔らかい印象を与えます。また、スリットが入っていることで着脱も楽になるのがうれしいポイントです。
絞りの兵児帯をロングジレにリメイクしてイメージチェンジする!のまとめ

絞りの兵児帯をロングジレにリメイクすれば、特別な一着を作ることができます。リメイクして絞りならではの風合いを楽しんでいただけたらいいなと思います。
ぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
**「kimonoとリメイク」**では、他にも様々な着物リメイクのアイデアをご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

