こんにちは。夏祭りや花火を楽しみにしているひりまるです。
浴衣を着るときに衿の合わせで迷ってしまいませんか。着慣れていないと間違ってしまうこともありそうですよね。
着物の衿は左が上です。
洋服では男女で左が上だったり、右が上だったり違うこともありますね。着物は、男女ともに左の衿が上です。これは、浴衣だけでなく、小紋や訪問着を着るときも同じです。もちろん、ホテルや旅館の浴衣も同じです。覚えやすいですね。
簡単な確認方法は、右手を衿にスムーズに入れることができるかどうかです。また、相手から見たとき、衿元がアルファベットの『y』の形に見えます。
この状態を「右前」といいます。「前」は先にという意味で、右の衿を先に合わせ、それから左の衿を合わせるという意味です。結果、左の衿が上になります。
着物の衿の右が上になるのは縁起が悪い。
逆に「左前」とは左の衿を先に合わせ、それから右の衿を合わせるという意味です。結果、右の衿が上になります。
これは、なくなった方の死装束です。
仏教では、死後の世界は生きている世界と真逆と考えられています。そのため、死装束の衿も右を上にした合わせ方になるというわけです。
そのため、右の衿が上になる「左前」の着方は「縁起が悪い」と言われることがあります。
衿の合わせ方、おわかりいただけたでしょうか。簡単なので覚えていただけたかと思います。
ぜひ、浴衣を着て見てください。