こんにちは。「kimonoとリメイク」管理人のひりまるです。
着物や帯をリメイクしたいけれど、なかなか踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。大切な和装品だからこそ、どうリメイクしたらいいのか悩んでしまいますよね。
でも、実は身近なアイテムに生まれ変わらせることで、毎日の生活に彩りを添えることができるんです。
今回は、名古屋帯をランチョンマットにリメイクする方法をご紹介します。簡単な手順で素敵な和の雰囲気を演出できます。
名古屋帯からランチョンマットへ:リメイクの魅力
名古屋帯は長さがあるので、ランチョンマットにリメイクすると複数枚作ることができます。これは和服リメイクの大きな魅力の一つです。
使わなくなった帯が、食卓を彩る素敵なアイテムに生まれ変わるんです。和柄の美しさを日常生活に取り入れられるだけでなく、思い出の品を形を変えて大切に使い続けられるのがリメイクの醍醐味といえるでしょう。
また、サイズの異なるランチョンマットを作れるので、用途に合わせて使い分けることもできます。これは実用性という面でも魅力的ですね。
名古屋帯リメイクの手順:3ステップで完成!
名古屋帯をランチョンマットにリメイクする手順は、意外にも簡単です。以下の3ステップで完成させることができます。
1 帯に蒸気アイロンをかけて整える
まず、帯をきれいに伸ばすことが大切です。蒸気アイロンを使うと、シワを伸ばしやすくなります。アイロンの温度は中くらいが良いと思います。
このとき、当て布をしてアイロンをかけてください。大切な帯がアイロンでテカってしまってはもったいないですから。
2 サイズに合わせて裁断する
作りたいサイズに合わせて裁断します。この時、まっすぐに切れるよう定規などを使うと良いでしょう。
帯は裏側に糸がいっぱい渡っていたりほつれやすいので、縫い代は少し多めにとるのが良いと思います。
また、裁断したところがほつれないようにほつれ止め液をつけるのもおすすめです。
3 ランチョンマットのまわりをミシンで縫う
最後に、裁断した生地のまわりをミシンで縫います。
和柄の美しさを引き立てるよう、縫い目の色選びにも気を配るとより素敵な仕上がりになりますよ。
帯によっては、ミシンで縫いにくい場合があります。このときは手縫いでかがるといいと思います。
名古屋帯リメイク実践:サイズと枚数の具体例
今回のリメイクでは、長さ369センチの名古屋帯を使用しました。オレンジ色の夏の名古屋帯で糸で編まれた柄がとても素敵です。
依頼主様のご要望で、2種類のサイズのランチョンマットを作りました。
- 30センチ×40センチのランチョンマット:4枚
- 15センチ×25センチのランチョンマット:5枚
こんなに↑作れました。そしてあまり布は10センチくらいです。
30センチ×40センチサイズは、一般的なランチョンマットの大きさです。食事の際に使いやすく、テーブルの上で存在感のある和の雰囲気を演出できます。
一方、15センチ×25センチサイズは、ティータイムやちょっとしたおやつの時間に活躍しそうですね。小さめサイズなので、和菓子を添えてお茶を楽しむ際のアクセントにぴったりです。
依頼主様は、お盆の中に置いて使いたいとおっしゃってました。とってもおしゃれな使い方だと思います。
今回は縫い代を1.5センチほどとって作りました。
それから、切った部分は内側に折り込んで、ミシンで縫いました。あまり厚い帯ではなかったので、ミシンで縫うことができました。
そうそう、切ったところを折り曲げるとリボンの糸が扱いにくかったので、ほつれ止め液を使いました。
リメイクの注意点とアドバイス
和服リメイクを楽しむ上で、いくつか注意点があります。
まず、帯の柄の配置を考えることが大切です。柄が中途半端な位置で切れてしまわないよう、裁断する前によく確認しましょう。
また、ミシンで縫う際は、生地が滑りやすいので慎重に作業を進めてください。初めての方は、まず端切れなどで練習すると良いでしょう。
さらに、帯の素材によっては扱いが難しい場合もあります。特に絹製の帯は滑りやすく、裁断や縫製に慣れが必要です。困ったときは、帯リメイクの経験者にアドバイスを求めるのも一案ですよ。
最後に、リメイク前の帯の状態をよく確認することをおすすめします。シミや傷みがある場合は、それらを避けて使える部分を選んでカットしましょう。
名古屋帯リメイクランチョンマットのまとめ
和服リメイクは、少し勇気がいる作業かもしれません。でも、一歩踏み出せば新しい楽しみが広がりますよ。ぜひ、あなたらしいアイデアを活かして、素敵なランチョンマット作りに挑戦してみてください。
**「kimonoとリメイク」**「では、他にもリメイクに関するアイディアをご紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。